新築・リフォーム計画中の女性の方へ
あなたの思いを導き出し
「幸せが叶う家づくり」を実現する
収納に強い・間取りプランナー上田五月です
お家建てるんだよね?
もう、どんなエアコンにするか決めた?
えー 全然考えてないよ。
家出来上がってから買おうと思ってるし。
間取りや窓の大きさによっては
思っているところにエアコンが取付できないこともあるよ!
買うのは後でもいいけど、どこに取付けするか
しっかり計画しないとだめだよ!
そーなんだ・・・
そーなんです。
エアコン取付の失敗って、意外と多いのです。
エアコンは高額だし、家の壁に穴をあけるし
失敗したくはないですよね。
でも、間取りを考えるときにエアコンの取付位置もしっかり考えておけば大丈夫!
家が完成したたときに、慌てたり、迷ったりすることなく
エアコンの取付ができます。
エアコン取付け失敗事例
では、実際に私がこれまで見てきたエアコン取付の失敗事例を
いくつかご紹介したいと思います。
もっと早い段階で関わることができたなら
アドバイスさせていただくこともできたのに・・・と
残念な思いでした。
事例①
エアコン専用コンセントから離れた場所に延長ケーブルを使ってエアコンを取り付けることになってしまった
せっかくの新築の家なのに
エアコンのコンセントが延長ケーブルなんて・・・
なぜこんなことになってしまったかというと
このお宅は窓上にエアコンを設置するつもりだったようですが、
その窓にはシャッターがついていたのです。
シャッターがあるとそこから配管のための穴をあけることができないので、
当初取付け予定だった所を諦めて
コンセントから離れた位置にエアコンを
取付けするしかなかったのです。
事例②
家の正面にエアコン室外機が設置され、その大きさのため外観が損なわれた
LDKに取り付けるエアコンの室外機はサイズが大きいため、
見た目のインパクトがあります。
そんな大きな室外機が玄関横にあるととても目立ちますし、
風や音も気になります。
お客様は室外機が設置されて、
はじめてその大きさに気づき後悔されていました。
事例③
リビングの掃き出し窓にエアコン室外機がかぶってしまい部屋から室外機が見えている
みなさん、エアコンの室内機の位置は気に掛けますが
室外機にまで気が回らないこともあり
このような失敗が時々あります。
事例②同様、室外機の大きさを把握していなかったため
外壁の幅に収まらず、窓にかぶってしまったのです。
毎日、窓から室外機の裏が見えるのはあまり気分のいいものではないですよね。
近頃、電気屋さんでは室外機も展示してあります。
店内は広いので、大きさが実感できないかもしれないので
室外機のサイズを測って、外壁のどのあたりまでかかるのか
確かめることをおすすめします。
エアコンのサイズを把握する
エアコンは、各メーカーとも様々なラインナップがあります。
でも、LDKに設置する上位モデルと
寝室や子供室に設置するスタンダードモデルのサイズを
把握しておくとエアコン取付を計画するときの目安になります。
<上位モデルサイズ> (目安)
- 室内機:W約80㎝、H約30㎝、D約37㎝
- 室外機:W約80㎝、H約72㎝、D約32㎝
<スタンダードモデルサイズ> (目安)
- 室内機:W約70㎝、H約25㎝、D約28㎝
- 室外機:W約66㎝、H約55㎝、D約28㎝
さらに、エアコンを取り付けるときには室内機、室外機のサイズにプラスして
「据付けスペース」が必要になります。
つまり、外壁や窓上、天井、壁などにピッタリとくっつけて
取り付けてはダメだということですね!
据付けスペースはカタログに各機種ごとに明記されているので
必ず確認してください。
エアコン取付位置は間取りに組み込む
間取りづくりの時に
「ここにエアコンを設置しよう」と思ったら
まず、エアコンのサイズ+据付けスペースがとれるか確認することが大事です。
さらに、取付の際注意する点をお伝えします。
- 部屋の長手方向に風向が向くように設置する。
- 配管の穴をあける場所に柱や筋交いがないか確認する。
- 窓上につける場合、カーテンレールとの干渉に気を付ける。
- 冷蔵庫の近くだと冷蔵庫への温度の影響が出るので注意する。
- キッチンの近くだと油汚れが付きやすいので注意する。
続いて、室外機についての注意点です。
- 玄関との並びにならない方が外観的によい。
- ウッドデッキやタイルデッキなどを作る予定があるなら、室外機の位置も計画に入れる。
- 掃き出し窓など、床まである窓に室外機がかぶらないように気を付ける。
- 室外機の風がお隣の家に迷惑でないか確認する。
まとめ
エアコン取付は、早い段階で一度、計画しておけば安心です。
ただし、先ほどの注意点などを考慮して設置することが
快適な生活につながります。
空いているスペースに取り付けるのではなく
より良い位置を見つけて設置するため
間取りづくりの時にエアコン取付のことも
計画してください。
どうしても使いたいメーカーや機種がある場合は
サイズや据付けスペースが決まっているということなので、
より細かく計画できます。
間取りにしっかりと組み込みましょう!
このブログを書いた人
インテリアコーディネーターとして1000件以上の間取りに関わった実績と整理収納スキル、主婦経験を活かして間取り診断を行っている。お客様の思いを引き出して間取りに再現し、「幸せが叶う家づくり」をサポート。
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