近頃、新築やリフォームで人気のエコカラット。
エコカラットとは LIXIL の壁材です。
室内の空気を整えてくれるタイルのような素材でできています。
多機能な壁材で人気ですが、デメリットも知って購入を決めないと後悔することになるかもしれません。
この記事では、家づくり、リフォームでエコカラットの購入を検討している方に以下のことをお伝えします。
- エコカラットとは?
- エコカラットの特長
- エコカラットのデメリット
エコカラット購入の参考にしていただけたら幸いです。
インテリアコーディネーターとして1000件以上の間取りに関わった実績と整理収納スキル、主婦経験を活かして間取り診断を行っています。お客様の思いを引き出して間取りに再現し、「幸せが叶う家づくり」をサポート。
収納に強い・間取りプランナー 上田五月です
エコカラットとは?
室内の空気清浄効果などを持つ多機能なインテリア壁材です。
「多孔質セラミックス」と呼ばれ、非常に小さな穴が開いた原料をタイルのように焼いて作られたものです。
穴のサイズは目に見えないナノサイズレベルで、これが多機能効果を生み出しています。
このエコカラットの基となったのは、日本の伝統工法である土壁です。
日本の高温多湿な気候の中で生まれた土壁や砂壁を基に、最新技術を融合させて開発されたのがエコカラットです。
エコカラットには、次のような機能があります。
エコカラットの特長
①調湿機能
湿度が高い時は湿気を吸収し、乾燥している時は湿気を放出。エコカラットプラスは、すぐれた調湿性能で快適な湿度を保とうとします。その効果は珪藻土の約6倍、調湿壁紙の25倍以上もあるんです。だから結露を抑え、カビやダニの繁殖の抑制も期待できる。洗濯物の部屋干しにも、おすすめです。
(エコカラットHPより)
②脱臭機能
トイレ、生ゴミ、たばこ、ペット。ふだんの暮らしには、気になるにおいがたくさんある。エコカラットプラスはそれらにおいの原因となる成分を吸着。 珪藻土や壁紙より短時間ですっきり脱臭します。複数のにおいの成分が混ざった「複合臭」にも効果を発揮。住まいのあらゆる場所で活躍します。
(エコカラットHPより)
③有害物質の吸着、低減
シックハウスの原因となるホルムアルデヒドやトルエンなど。エコカラットプラスは空気中に漂うそれらの有害物質を吸着し、低減します。体の小さな子どもは、特に空気環境の影響を受けやすいと言われています。住まいがいちばん安心できる場所であるために、見えない不安からも家族を守る内壁を。
(エコカラットHPより)
これらの機能の他にもエコカラットを取り付けることによって、お部屋がグレードアップするという効果もあります。
優れた素材のエコカラットですが、デメリットもあります。
デメリットを知って検討を進めることで、後悔せずに済むのではないでしょうか。
エコカラットのデメリット
エコカラットのデメリット①:衝撃に弱い
掃除機やおもちゃが当たった衝撃でかけてしまうことがあります。
この場合専用の補修材があるようですが、エコカラットの近くでは気を付けて行動しなければなりませんね!
お子さんがいる場合は、おもちゃなどがぶつからないよう目を配ることも必要です。
エコカラットのデメリット②:壁にモノが掛けにくい
エアコンや壁掛けテレビ時計などを取り付けるのは難しいのもデメリットですね。
もちろん、画びょうなどでポスターを貼ることもできないでしょう。
壁掛けテレビも取り付けられますが、エコカラットの設置前の準備をしっかりしなければなりません。
- テレビを固定するための金具をどこに取り付けるのか決定する
- 下地を入れ金具を取り付けられるようにする
- コンセント等の位置を決定し、電気配線しておく
エコカラットのデメリット③:汚れが落ちにくい
手垢やペンなどの汚れが落ちにくいと言われています。
お子さんやペットがいるお宅では、汚れが付着してしまうことが予想されます。
汚れが目立ちにくいグレーなどを選ぶと、やや気にならなくなるかもしれません。
エコカラットのデメリット④:剥がしにくい
一度エコカラットを取付けると、簡単に剥がすことができません。
剥がすときには下地等も一緒に替えることになる場合もあるので、慎重に検討することをおすすめします。
エコカラットのデメリット⑤:仕上がり、技術に左右される
職人さんの技量によっては、仕上がりがきれいではないことがあります。
- 隙間があいている
- 手垢が残っているなど
エコカラットのデメリット⑥:壁紙に比べ高額
一般的な壁紙はもちろん、機能性壁紙に比べてもエコカラットは高額です。
取付け費用も増額されるので、トータルで数十万ほど必要になる場合もあります。
以上エコカラットのメリットとデメリットをご紹介いたしました。
メリット、デメリットを理解した上で導入を決定したら、後悔しなくて済むと思います!
後悔しない家づくりのために、こちらも参考にしてみてください。
カーテンの費用を安くおさえるコツの解説です!
家づくりのポイントをつかんで、後悔のない家にしましょう!